■藺草
湿地に自生するイグサ科の多年生植物。現在は、栽培種を畳表として利用しています。昔は髄の部分を灯芯に用いたので「灯芯草」とも呼ばれた。七島イと区別し、「丸イ」と呼称されます。
畳表のイグサには、《丸イ》と《七島イ》の二種類があり、座敷向きの畳表には色調の美しい丸イ、商家の店先や農家の居間などには耐久力のよさが特徴の七島いを素材にした畳表と、それぞれ独特の味わいを作り出しています。
・丸イ
イグサの一種。断面が丸く、一般に使われている畳表はこれで織られている。細く硬く、肌が青く光っているものほど良質。畳表には、染土で泥染め乾燥し、選別されたものを用いています。
・七島い
断面が三角状になっているため、三角いと呼ばれる。カナツリ草科に属する多年生の湿生植物。元来は琉球で栽培されていたが、江戸初期に薩南を経て大分県に伝来。現在、大分・鹿児島県が生産地。七島いは泥染めをせずに乾燥したうえで織られます。縁なし畳の琉球表は《七島イ》を使った畳表のことです。